銀行金利とファクタリング手数料を比較しコスパを検証しました。

ファクタリング会社抱えるリスクのメインビジュアル

利用企業側のリスク②~銀行融資よりもコストが高い

ファクタリングのコストが高い

銀行融資やビジネスローンは利息制限法および出資法によって上限金利が定められています。
適用利率は担保の有無や融資先の財務状況など審査によって変わりますが、利用金額に応じて上限金利は15~20%以下です。
ファクタリングは貸付サービスとは異なるので、年利による手数料の徴収はないですが、売掛債権1つに対して5~20%ほどの手数料を取ります。
売掛サイトが1カ月でファクタリング手数料10%だった場合、銀行融資などの貸付サービスを年利120%で契約した金額相当の手数料がかかります。
ファクタリングは期間に応じて手数料が決まらないので、建設業や各種公的保険の報酬債権、クレジットカード債権など売掛サイトが長いとお得に利用できます。
中小企業や個人事業主が活用する2社間ファクタリングの場合は、売掛サイトが長かったとしても、手数料の相場は15~20%ほどになるので、融資に比べて資金調達コストは割高です。

 

 

コストが高くてもファクタリングを利用する理由

 

  • 銀行融資やビジネスローンなどの借入審査に通らない
  • 銀行融資の審査を受ける時間(資料作成を含む)の削減
  • 売掛先の支払い能力に不安がある(倒産リスク等)
  • キャッシュフローを悪くしたくない

 

 

ファクタリングの利用企業は赤字決算や、既存の借入残高が多いなど新規借入審査に困難な企業が多いです。
借入審査に通すには決算で相応の黒字を出しておく必要があり、利益に応じて税金を取られます。
利用企業の中には、黒字にできるけど節税対策と資金調達を両立できればトータルコストで見てお得になる理由でファクタリングを活用するケースもあります。

 

ファクタリング利用企業の中には銀行融資とファクタリングをシーンによって使い分けていることもあります。
ファクタリングは最短即日入金が可能など、審査と支払がスムーズなメリットがあります。
資金調達の可否で受注できるか決まるような場合や、運転資金のショートなどちょっとした資金調達はファクタリングにすることで、借入をするよりキャッシュフローが良くなります。
小さな資金調達で資金繰りを良くしながら、事業投資など大きな資金調達をするときは銀行融資を利用できる環境を作れるのもファクタリングの魅力です。

 

 

 

ファクタリングによって圧迫される経営

利益をファクタリングコストに取られる

事業の利幅にもよりますが、状況によってはファクタリング手数料で利益が全て飛んでしまうこともあります。
大事な売掛先の取引を優先したり、給与の返済遅延をして優秀な人材を失うのであれば、利益を捨ててでも資金調達した方がいいケースもあります。
ただし、手数料が割高なのでファクタリングに依存すると経営を立て直すのが困難になります。
ファクタリングは将来入ってくる売掛金をファクタリング業者に立て替えて早期に現金化するサービスです。
ファクタリングをすれば、本来の入金日に手元に残る費用は掛け目を差し引いた微々たるもので再び資金難になります。
結果的にファクタリングは単発ではなく長期的に使い続けるケースが多く、年間利益の大半をファクタリングコストで取られてしまうこともあります。

 

1つの売上に対しての利益だけではなく、資金調達によって得られる全体的なメリットを考えて、計画的にファクタリングを使いましょう。
後先のことや損得勘定をせずにファクタリングを活用すると、それがキッカケで経営難に陥ってしまうこともあります。