ファクタリング会社が詐欺の的に遭う可能性について考察しました。

ファクタリング会社抱えるリスクのメインビジュアル

 

ファクタリング会社が抱えるリスク②~詐欺師による不正な売却

 

2社間ファクタリングの場合、お金の流れは以下のようになります。

 

  1. ファクタリング契約 → ファクタリング会社が利用企業に買取代金を支払う
  2. 売掛先は支払日に通常通り取引先の口座に売掛金を支払う
  3. 支払日で売掛金の入金があったら、すぐにファクタリング会社へ振り込む

 

取引先に知られずに利用できる2社間ファクタリングは買取してもらった売掛債権も、一度は通常通り自社の口座に振り込まれたり直接の集金で売掛先から回収します。
詐欺師がファクタリングによって先に買取代金を支払わせて、その後に会社を倒産させて逃げる犯罪リスクもあります。
資金力のあるファクタリング会社は最高1億円以上の高額なファクタリングにも対応しています。
扱う金額が大きくなるほど、ダミー会社を作ったり、元請も詐欺師に加担するなど悪質な犯罪のターゲットにされやすくなります。

 

 

ファクタリング利用者が代金を払わなかった場合

ファクタリング利用者が支払わない

売掛会からの入金後に代金を払わなかった場合、まずはファクタリング会社から直接の取り立てを行います。
そこで応じてくれない場合は、債権回収業者に譲渡するかファクタリング会社側が直接訴訟で対処します。
ただし、取り立て行為ができる場合は会社が存続している場合です。
ファクタリングで買取してもらっている代金を支払えない所は、すぐに倒産してしまうことも多いです。
売掛金を回収後にファクタリング業者への支払いをせずに逃げられた場合で、その会社が倒産すると保証人を立てている場合を除いて回収する手段はありません。
柔軟な対応を売りにしているファクタリング業者は保証人、担保不要の条件を用意していることが多いので、会社がなくなってしまうと回収するのはほぼ不可能になります。

 

また、会社が存続していても、売掛金の単位が数十万円程度などの少額だと踏み倒そうとする悪意のある経営者もいます。
売掛債権が少なければ、ファクタリング会社は訴訟するにも費用や手間の損失の方が大きくなり泣き寝入りすることがあります。
ファクタリングの利用者側の詐欺被害は単価の大きい案件ではなく、ファクタリング会社の泣き寝入りを狙った少額利用も多くみられます。

 

 

高額なほど審査が厳しくなる

審査を厳しくする

ファクタリングは買取代金が高額なほど詐欺リスクが高くなるので、利用企業および売掛先企業双方の審査が厳しくなります。
売掛先と利用企業の双方が設立して間もない会社の場合は、共謀して詐欺をすることを懸念してシビアな対応をされます。
数千万円以上の高額なファクタリングに対応している所でも、2社間ファクタリングは高額利用に対応できなかったり、売掛先が大企業で債権譲渡登記できる場合に限定するなどシビアな対応をしています。